店舗のトイレ内装を快適にするポイント | 工事費用相場も紹介
トイレが清潔かどうかは、顧客のリピートを決定づける重要な要素です。もちろん、トイレが綺麗だからといって新規のお客様が来るわけではないですが、トイレが汚いとリピートが減ることは間違いありません。トイレはその店舗の管理や清潔感を象徴する場所とも言えます。
今回は、そのような重要なトイレの内装を快適にするポイントとその工事費用の相場についてご紹介します。
快適なトイレの特徴
掃除のしやすさを考慮する
トイレが清潔であることを保つためには、定期的な清掃が欠かせません。そのため、内装を設計する際には掃除のしやすさを考慮したデザインを選ぶことが重要です。例えば、床と壁の接続部分をカーブさせることで掃除が容易になります。
掃除のしやすいトイレを設計することでトイレ掃除をするスタッフのモチベーションを保つことができます。スタッフのモチベーション管理は軽視しがちですが、掃除がしやすく綺麗なトイレだと働く者のモチベーションも上がります。
顧客層によってデザインする
どの年齢や家族層向けの店舗かによって、トイレのデザインも変わるべきです。例えば、家族連れが多い店舗であれば、ベビーチェアやオムツ交換台を設置するなど、子育て世代に配慮した設計が必要です。デートに利用される店舗なのであれば女性向けのアメニティを充実させるのが良いかもしれません。
顧客に対する理解は店舗内装業者よりも店舗オーナーが最もよく理解しているはずです。店舗内装業者の言葉を鵜吞みにせずに意見の表明を必ずするようにしましょう。
照明の明るさと色
照明の明るさはトイレの印象を大きく左右します。明るすぎると眩しく感じるかもしれませんが、暗すぎると汚れが見えにくくなるため、適度な明るさが求められます。また、照明の色も重要で、温かみのある色味がリラックス感を演出します。
清潔感を出す壁と床の素材
壁や床の素材選びもトイレの印象を大きく左右します。例えば、「ダイノックシート」や「メラミン」などの塩化ビニール素材は、清潔感を出すだけでなく、掃除のしやすさや耐久性にも優れています。
店舗デザインとの調和も大切です。トイレだけ他の空間と異なり浮いてしまうと店舗の世界観が崩れてしまいます。顧客にどのような印象を持ってもらいたいかを考えて素材選定をしましょう。
ウォシュレットの設置
最近では、洋式トイレにウォシュレットを設置する店舗が増えています。ウォシュレットは清潔さを保つだけでなく、顧客にとっての快適性も高まります。
古い店舗では未だに和式トイレを利用しているところもありますが、かなりの減点材料です。インバウンドも増えて外国人客も多くなってきています。和式トイレは必ず洋式トイレに変更してください。
男女別の設計
男女別のトイレでは、それぞれの性別に合わせた設計を考慮することが重要です。例えば、女性用トイレには、化粧直しスペースを設けるなどの工夫が求められます。
とある調査では女性の7割・男性の4割が男女別のトイレを希望しているというデータがあります。店舗空間に余裕があるのであれば、男女別のトイレを用意するべきです。また男性向け小便器を用意するだけでトイレの回転率が上がりトイレ待ちが減ります。
店舗トイレの工事費用相場
上記で紹介した快適なトイレの特徴を考慮すると、店舗のトイレ内装の工事費用は概ね100万円~300万円となることが多いです。ただし、素材や設備の選択、店舗の規模などにより費用は前後します。最初にしっかりと計画を立て、顧客が快適に過ごせるトイレ作りを心がけましょう。
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