和式トイレから洋式トイレへのリフォームはおすすめ!
近年洋式トイレが主流となっていますが、今でも和式トイレを使用している人も多くいます。しかし、和式トイレは汚れやすかったり、用を足す時の姿勢維持が大変など様々なメリットがあります。
そこでおすすめなのが、和式トイレから洋式トイレへのリフォームです。
ここでは、和式トイレのメリット・デメリットを紹介し、和式トイレから洋式トイレにリフォームすることでどのようなメリットが得られるかを解説します。
和式トイレのメリット
和式トイレには以下のようなメリットがあります。
- 価格が安い
- 掃除がしやすい
- 排便がしやすい
- 肌が便器に触れない
- つまりにくい
和式トイレは洋式トイレよりもシンプルな構造になっているため、本体価格が安いです。
また、そのシンプルな構造は掃除のしやすく、トイレの上から水をかければ床も一緒に掃除できるなどのメリットもあります。
他にも、排便の時にお腹に力が入りやすくて用を足しやすい、便器が直接触れないことから衛生的である、つまりが発生しにくいといった点も和式トイレのメリットです。
和式トイレのデメリット
意外とたくさんのメリットがある和式トイレですが、多くのデメリットも存在します。それが和式トイレよりも洋式トイレが普及している1つの要因であると言えるでしょう。
- 便座の周りが汚れやすい
- 悪臭が強い
- 姿勢の維持がしにくい
- 妊婦さん・高齢者・介護には向いていない
- つまると対応が大変
- うまく流れないことがある
- 洗浄時に水がはねる
- 見た目が不衛生に感じる
和式トイレは槽が浅いため悪臭を放ちやすく、床と同じ高さに便器があるため汚れやすいです。また、姿勢の維持がしにくく妊婦さんや高齢者の方、介護が必要な方には向いていません。
また、和式トイレはつまりにくいとはいうものの、万が一詰まった時に自力で対応するのが難しいです。つまりが発生したら業者に修理を依頼しなければなりません。
和式トイレは洋式トイレのような吸引作用がないため、トイレットペーパーが完全に流れないこともしばしばあります。洗浄時に水がはねて足元が濡れてしまったり、便器の中が丸見えになっていることから、見た目にも不衛生な印象を感じることもあるでしょう。
和式トイレを清潔に保つためにも、洋式トイレよりも頻繁に清掃して清潔さを保たなければなりません。
和式トイレから洋式トイレにリフォームするメリット
和式トイレから洋式トイレにリフォームすることで様々なメリットが得られます。
- 負担のない姿勢で用を足せる
- 寒い時期でも快適に使える
- 節水効果がある
- 衛生環境が維持できる
- 最新技術の製品を選べる
5つのメリットについて見ていきましょう。
負担のない姿勢で用を足せる
しゃがんで用を足す和式トイレと違い、洋式トイレは便座に座って用を足します。椅子に座るのと変わらない姿勢なので体に負担がほとんどかからず利用できます。妊婦さん・高齢者、介護の必要な方にも使いやすく、とても便利です。
寒い時期でも快適に使える
洋式トイレには、冬の寒い日でもトイレの便座が冷たくないように温度調整ができる便座が普及しています。そのため、いつでも快適にトイレを利用することが可能です。ウォシュレットも温水が出るため、冬場でもひんやりする思いせずに使えます。
節水効果がある
最近のトイレ製品は進化しており、節水効果のある洋式トイレも多く登場しています。そのような洋式トイレにリフォームすることで水の節約にもつながります。
衛生環境が維持できる
洋式トイレは、排泄物が水の中に入る仕組みになっていることから臭いが広がりにくくなっています。また、流す際に便座の蓋を閉めれば、雑菌・ウイルスも広がりにくくすることが可能です。近年の洋式トイレは、脱臭・自動洗浄機能も搭載されており、衛生環境が維持しやすい構造になっています。
清潔なトイレ空間を作りたいなら、洋式トイレへのリフォームをおすすめします。
最新技術の製品を選べる
洋式トイレはTOTOやLIXILなど、様々なメーカーから製品が登場しています。新しい洋式トイレを多くのメーカーから選べるので、自分の要望に合致したトイレを探すことが可能です。最新技術の製品から選べるので、より快適なトイレ環境の実現ができます。
和式トイレから洋式トイレへリフォームする費用相場
最後に、和式トイレから洋式トイレへリフォームする費用相場をご紹介します。和式トイレから洋式トイレにリフォームする際、以下の工事内容が必要です。
- 解体撤去費用
- 床工事
- 壁・天井工事
- 電気工事
- 給排水工事
- 新しいトイレの設置工事
- トイレ本体価格
- 手洗い器
- 紙巻き器
上記の工事内容を合計すると大体約9~15万円が費用相場となります。
和式トイレから洋式トイレへリフォームする場合、大抵は既存のトイレ空間を一度解体してから作り直すことが必要です。コンクリートで段差を設けている和式トイレの場合、コンクリートの解体費用もかかってきます。
そのため、洋式トイレから洋式トイレへリフォームするよりも、和式トイレから洋式トイレへリフォームする方が費用が高くなります。
また、最近のトイレはほとんどが電気を使用するため配線工事が必要です。タンクレストイレや一体型トイレの場合、手洗い器がついていないタイプもあるので、手洗い器の設置費用もかかります。
また、和式トイレはスペースが狭いことも多いため、トイレ空間を広げなければならないケースもよくあります。トイレ空間の拡大にも費用がかかるため、先に述べた費用相場よりも高額になる可能性もあるでしょう。
汲み取り式から洋式トイレにリフォームする場合
汲み取り式トイレとは、水洗機能がなく、便槽に溜まった排泄物を汲み取る方式のトイレのことで、「ボットン便所」とも呼ばれています。
この汲み取り式のトイレから洋式トイレにリフォームする場合、主に3つの方法で工事が行われます。
トイレ | 特徴 | 費用相場 |
下水道直結型水洗トイレ | 下水道に排泄物が流れる仕組みのトイレ。 | 約〇〇円〜 |
簡易水洗トイレ | 汲み取り式と仕組みは同じだが汲み取り式よりも衛生的。バキュームカーでの処理が必要。 | 約〇〇円〜 |
浄化槽設置型水洗トイレ | 下水道が整備されていない場所に浄化槽を設置して利用するトイレ。 | 約〇〇円〜 |
上記の中で浄化槽設置型水栓トイレが高額な理由は、浄化槽設置が大規模な工事になるからです。ただ、自治体によっては浄化槽設置に対して補助金の利用ができるので補助金を活用してリフォームを検討するのも良いでしょう。
まとめ
衛生面や体への負担などを考えると、和式トイレから洋式トイレへのリフォームをおすすめします。
洋式トイレにリフォームすることで、体への負担が少なくなるだけでなく衛生的で、快適なトイレ空間を作ることが可能です。
これまで解説したことを参考に、和式トイレから洋式トイレへのリフォームを検討してみてください。