キッチンの壁紙選びで失敗しないためのポイント5つ

キッチンは料理中の油はねなどで汚れやすい場所です。そのため壁紙を選ぶ際は、デザインだけでなく汚れ防止などの機能面も考慮する必要があります。
そこで、この記事では、キッチンの壁紙選びで失敗しないためのポイント5つをご紹介します。また、キッチンの壁紙でおすすめの機能も解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
キッチンの壁紙選びで失敗しないための5つのポイント
まずは、キッチンの壁紙選びで失敗しないための5つのポイントをご紹介します。
- 目指すテイストを決める
- キッチンに最適な機能を選ぶ
- キッチンの色と合わせる
- リビング・ダイニングとのバランスを考える
- アクセントクロスは一箇所のみにする
それぞれのポイントについて見ていきましょう。
目指すテイストを決める
まずは、キッチンをどんなテイストにしたいのかを決めましょう。
カフェ風のキッチンにしたいなら木目調を採用したり、爽やかな雰囲気のキッチンにしたいなら白や水色などの清潔感のある色を採用したりなど、目指すテイストによって選ぶ壁紙が全く異なります。
どんな雰囲気の部屋にしたいかイメージできない場合は、SNSや住宅会社の施工事例を参考にするのもおすすめです。
気に入ったデザインや参考にしたい写真の雰囲気を参考に、壁紙を選べば失敗もしにくくなります。
キッチンに最適な機能を選ぶ
キッチンは調理中に油がはねたりと、家の中でも特に汚れやすい場所です。また、臭いが発生したり、食器を洗っていると水がはねたりすることもあるでしょう。
さらに、ガスコンロを使っていると、火が壁紙に移ってしまって火事になる危険性もあります。
このように様々な課題がキッチンにはあるので、これらの課題を解消できる壁紙を選ぶことで、より使い勝手の良いキッチンになります。
キッチンの壁紙でおすすめの機能は、後ほど詳しく解説します。
キッチンの色と合わせる
色選びで迷う場合は、キッチンの扉カラーとのバランスを意識して選ぶのが良いでしょう。
キッチンの扉カラーと同系色を選ぶことで、全体で見たときにバランスよく仕上がります。
リビング・ダイニングとのバランスを考える
リビング・ダイニングとつながっているなら、LDK全体のインテリアイメージや色使いとも調和する色柄選びをしましょう。同じ色や同じトーンの色を使うことで失敗しにくくなります。
リビングに飾ってあるアートやラグ、クッションなどに使われている色をキッチンにも取り入れると、LDK全体に一体感が生まれます。たとえ派手な色でも、リビングやダイニングに同じ色が使われていれば、空間全体で見たときにバランスよくまとまって見えます。

アクセントクロスは一箇所のみにする
アクセントクロスは、空間全体の2〜3割程度にとどめるようにしましょう。それ以上の割合でアクセントクロスを使うと、全体で見た時にごちゃごちゃした印象になります。
キッチンの食器棚を設置した壁に花柄や石目調のクロスを採用したり、カウンター・腰壁にインパクトのある色・柄のクロスを使ってキッチン空間を仕上げるのもおすすめです。

キッチンの壁紙でおすすめの機能
ここからは、キッチンの壁紙でおすすめの機能を4つご紹介します。
- 防汚機能
- 消臭機能
- 撥水機能
- 不燃認定
以上の4つの機能を知り、求める機能をキッチン空間に取り入れましょう。
防汚機能
1つ目は「防汚機能」です。キッチンの壁に付く汚れの多くは油はねによるものです。油は、コンロ周りだけでなく、意外と広範囲に飛び散って壁に付着します。放っておくと壁紙が変色したり、ベタついたりする原因になるため注意が必要です。
防汚機能付きの壁紙なら、表面に施された特殊なコーティングによって、油汚れが付きにくく、付いてもサッと拭き取ることができます。キッチンを清潔に保ちやすくなるのが大きなメリットです。
消臭機能
2つ目は「消臭機能」です。キッチンでは調理中にさまざまな臭いが発生しますが、一度壁に染み付くと、拭き掃除ではなかなか落とせません。
消臭機能付きの壁紙は、空気中の臭いを吸着・分解してくれるため、壁に臭いが移りにくくなります。その結果、キッチンの臭いがリビングやダイニングまで広がるのを防ぐことができます。
撥水機能
3つ目は「撥水機能」です。食器を洗っているときなどに、水はねが壁紙に付着することがあります。水はねが気になる方には、撥水機能付きの壁紙がおすすめです。
このタイプの壁紙は、表面に水をはじくトップコートが施されており、サッと拭き取ることができて掃除も簡単です。
カビの発生を防ぎたい場合にも効果的です。
不燃認定
4つ目は「不燃認定」です。ガスコンロを使用する場合、コンロ周辺の壁紙には防火性の高い「不燃認定」の壁紙を採用しましょう。
ガスコンロを設置するキッチンは、建築基準法により「火気使用室」とされており、初期火災を防ぐ目的で「準不燃以上」の材料を使用することが義務付けられています。
キッチン全体には準不燃の壁紙で問題ありませんが、特に火を使うコンロまわりには、より安全性の高い不燃認定の壁紙を選ぶのがおすすめです。
まとめ
キッチンの壁紙は、ほかの空間に比べて汚れや臭いが付きやすいのが特徴です。そのため、見た目のデザインだけでなく、実際の使い勝手も考慮して、機能性の高い壁紙を選ぶことが大切です。
おしゃれで使いやすいキッチンに仕上げるには、壁紙選びが重要なポイントになります。この記事を参考に、あなたらしい理想のキッチンを実現してくださいね。

