壁紙にカビが生えた?原因や対策方法は?

    壁紙にカビが生えた?原因や対策方法は?

    湿度の高い日本では、壁紙にカビが生えてしまうことがあります。カビは室内空間の見た目を悪くするだけでなく、アレルギー反応を引き起こすなど人体にも影響がでます。

    カビが生える原因を突き止め、カビを生えにくくする対策を練らなければなりません。

    ここでは、壁にカビが生える原因と、カビを生えにくくする対策、カビが生えた時の対処法についてご紹介します。

    目次

    壁紙にカビが生える原因は?

    壁紙にカビが生える原因は4つあります。

    壁紙にカビが生える原因
    • 湿気
    • 換気不足
    • 結露
    • 雨漏り・水漏れ

    それぞれの原因について見ていきましょう。

    湿気

    カビが生える最大の原因は湿気です。特に梅雨時期から夏にかけて湿度が高くなる日本ではカビは発生しやすくなります。玄関やお風呂場、キッチンや地下室、家具の裏側などにもカビが発生しやすくなります。

    換気不足

    湿度が高くなる原因として、換気不足があります。換気不足の部屋もカビが生えやすいため、定期的に換気が必要です。

    部屋の日当たりが悪かったり、洗濯物を部屋干ししたりすると湿度も高くなるため、除湿機などを使って湿気対策をしましょう。

    結露

    結露は室内と外との温度差が大きいと発生します。壁が窓についた水滴をそのまま放置すると、そこにカビが繁殖しやすくなります。

    雨漏り・水漏れ

    雨漏りや水漏れが原因でもカビが生えます。例えば天井付近にカビが生えている場合、雨漏りが原因の可能性があります。雨漏りは屋根や外壁の劣化で起こるため、雨漏りを発見したら早急に業者に見てもらって修繕をしましょう。

    また、配管の破損で水漏れが発生した場合も知らないうちに天井裏や押入れの中が水浸しになってカビが繁殖しているなんてこともあります。

    普段使わない場所も定期的に換気を行い、異常が発生していないか確認する必要があるでしょう。

    壁紙にカビを生えにくくする対策方法

    壁紙にカビを生えにくくする対策方法を3つご紹介します。

    壁紙にカビを生えにくくする対策方法
    • 家具と壁の間を空けておく
    • 湿度60%以下にする
    • 結露対策をする

    それぞれの対策について見ていきましょう。

    家具と壁の間を空けておく

    部屋の中の隙間にはカビが生えやすいため、テレビや大きなタンス、引き出しなどの家具と壁の間は隙間を空けて風通しを良くしておきましょう。これだけで湿気が溜まりにくくなり、カビ発生予防となります。

    また、ホコリや汚れも溜まりにくいという嬉しい効果も期待できるでしょう。

    引き出しやタンスは5cm〜10cm程度開け、冷蔵庫などの家電は10cm〜15cm程度壁から話しておくとカビ予防になり、掃除の際にもモップを隙間に入れやすいです。

    湿度60%以下にする

    湿度を60%以下にするようにしましょう。晴れの日には空気の入れ替えを行い、サーキュレーターや換気扇を使って換気すると効果的です。ただし、雨の日は外の湿度が高いため窓を開けるとかえって湿度が高くなるため換気は控えてください。

    除湿機を使ったり、部屋の四隅をこまめに掃除をしたりして湿度が上がらないように木を配ることも大切です。特に梅雨時期は除湿機をしっかりと活用しましょう。

    結露対策をする

    結露しやすい窓に新聞紙を貼って結露対策するのもおすすめです。ホームセンターや百円ショップに行けば結露防止シートも売られているので状況に合わせて取り入れると良いでしょう。

    壁紙にカビが生えたときの落とし方

    壁紙にカビが生えた時、自分で対処することもできます。ただ、自分で対処する場合、ゴーグルやゴム手袋、マスクを着用して作業してください。これはカビ処理中にカビ胞子を吸い込んでしまうリスクを回避するためです。

    壁紙にカビが生えたときの落とし方
    • 市販のカビ取りアイテムで綺麗にする
    • 水で薄めた酢をスプレーする
    • ペースト状の重曹を使う
    • アルコール消毒で落とす

    ただし、市販のカビ取り剤には水酸化ナトリウムが使われており、皮膚につくと火傷する恐れがあります。一度乾いた後に再度水に濡れると液状化して危険なので、水できちんと洗い流さなければなりません。そのため、お風呂場やトイレのようにしっかりと水を使えない場所に水酸化ナトリウムを含むカビ取り剤を使うのは控えましょう。

    また、カビを取り除こうとしてゴシゴシ擦るのもやめてください。

    壁紙の表面に傷がついて、さらに奥深くまでカビが入り込んでしまう可能性があります。目に見えている部分だけのカビを優しく拭き取り、それでも取り除けない場合は専門業者にカビ取りを依頼してください。

    カビの発生を予防したいならリフォームも1つの手

    壁紙にカビが生えた時、カビ取りアイテムや重曹などを利用することでカビを洗い落とせますが、根本的な解決にはなりません。

    カビは壁紙の表面だけでなく奥まで入り込んでいる可能性があるからです。カビから新しい壁紙を貼ってもカビが残っていると再発する可能性もあります。

    カビを根本的に解決するならリフォーム工事をするのも1つの手です。

    壁紙を張り替えるだけでなく、下地のカビ処理をしてもらうことでカビの発生を予防できます。壁紙には防カビ機能のある壁紙を採用することでカビをより発生しにくくすることも可能です。

    また、他にもカビが発生しにくい環境づくりをするなら、以下のリフォーム工事も検討しましょう。

    カビの発生を防ぐリフォーム
    • 二重窓を設置して結露防止する
    • セルロースファイバー断熱を取り入れて断熱効果を高める
    • 漆喰塗り壁にする
    • 床下換気扇を設置する
    • 調湿効果のある素材を取り入れる

    様々な方法を取り入れることでカビ予防ができます。快適な室内空間を作りたいなら、ぜひ検討してみてください。

    まとめ

    湿度の高い日本ではカビ対策は非常に重要です。今すぐできるカビ対策もありますが、これからも快適に過ごしていくなら根本的な解決のためにリフォームをするのも良いでしょう。

    壁紙の張り替えだけでなく、断熱効果を高めたり調湿効果のあるものを取り入れたり、様々な方法でカビ対策ができます。

    リフォーム業者にカビ対策を相談してみましょう。

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