機能性クッションフロアの紹介
クッションフロアは柔らかくてお手入れがしやすいので、キッチンや洗面所、トイレなどの水まわりにはクッションフロアがよく使われます。
そんなクッションフロアは様々な機能を備えた商品が多いです。ここでは、機能性のあるクッションフロアについてご紹介します。
クッションフロアを使うのに最適な場所
クッションフロアは水に強い床材です。そのため、水まわりでよく使われています。特にアンモニアに対する耐久性が高いので、トイレにはおすすめの床材です。
クッションフロアには様々な機能性が付加されているので、トイレや水まわりだけでなく様々な場所に使えます。
例えば、ペットを飼っている方なら消臭機能付きのクッションフロアが良いでしょう。また、クッションフロアには1.8mmと2.3mmの厚みのものがあります。
2.3mmの厚みのものは店舗で使われるもので、土足でも傷つきにくい機能が備わっています。
このように、クッションフロアは水まわりに使うだけでなく用途や場所によって使い分けられる便利な床材です。
機能性クッションフロア
クッションフロアのカタログを見ると、商品によって様々な機能が付加されています。クッションフロアを選ぶ際は、デザインだけでなく機能面にも注目して選びましょう。
機能性クッションフロアに付加されている主な機能について解説していきます。
抗菌
抗菌機能とは、細菌の増殖を抑制する機能のことです。抗菌加工を施されたクッションフロアなら、細菌の繁殖を抑えられるのでより衛生的で清潔な環境を保てます。気になる臭いの抑制効果も期待できます。
防カビ
水まわりは湿気がこもりやすいため、カビが繁殖しやすいです。カビはアレルギーの原因になるなど家族の健康被害を発生させる可能性があります。カビの繁殖を抑える成分が配合された防カビ機能付きのクッションフロアなら、常に清潔な状態を保つことが可能です。
衝撃吸収
衝撃吸収機能のあるクッションフロアなら、厚みを持たせた発泡構造により万が一の転倒時の衝撃を緩和して安全性を高められます。
例えばサンゲツなら、JIS A 6 519に準拠した床の硬さ試験を行っており、他の床材と比較しても優れた衝撃吸収性を持っています。
消臭
クッションフロアの表面に消臭機能が練り込まれており、暮らしで発生するニオイを消臭してくれる機能です。
ペットの体臭やトイレの匂いが気になる方におすすめします。
土足使用対応
土足使用可能なクッションフロアは、表面強度を持たせた構造になっています。そのため、硬いヒールの靴など土足使用でも耐えられます。一般的なフローリングや塩ビタイルよりも摩耗の少ない丈夫なクッションフロアです。
耐次亜塩素酸
耐次亜塩素酸とは、クッションフロアの表面が次亜塩素酸系の消毒液に強く、変色や変質が起こりにくい材質であることを示しています。
次亜塩素酸には強力な殺菌作用があるので、床に付着した細菌やウイルスを効果的に抑制して清潔な状態を保てます。しかし、クッションフロアの素材によっては変色・変質を起こし、床材の寿命を縮めてしまいかねません。
耐次亜塩素酸のクッションフロアなら、次亜塩素酸を使っても表面の変色・変質は起こらないため、次亜塩素酸を使った掃除を気兼ねなく行えます。
クッションフロアのメリット
クッションフロアには様々な機能が搭載されていることがわかりました。ここで、クッションフロアを使うメリットについて見ていきましょう。
- 油汚れや水に強い
- 汚れをさっと拭き取れる
- デザイン・色のバリエーションが豊富
- DIYで設置しやすい
クッションフロアは耐水性があるため、水に濡れてもさっと拭き取れます。そのため、キッチンや洗面所、脱衣所などの水まわりによく使用されます。
また、水濡れに強くて油汚れにも強いので、布巾で表面を拭き取るだけえ綺麗になります。シミにもなりにくいです。こびりついた汚れは中性洗剤でお手入れが可能です。
また、タイルやフローリングと比較すると価格が安いため、気軽に使えます。色やデザインのバリエーションも多いことから、自分が気に入ったデザインを選びやすいでしょう。
最近では、クッションフロアを自分で購入してDIYする人も増えています。床に設置するだけなので気軽にお部屋の模様替えを楽しめます。
クッションフロアのデメリット
続いてクッションフロアのデメリットについて解説していきます。
- 家具を置くと跡が残りやすい
- 使用を続けると劣化しやすい
- 安っぽく見える
クッションフロアは非常に柔らかい材質のため、重たい家具を置くとへこんだり傷ができたりします。また、そのまま家具を引きずると場合によっては破けてしまう恐れもあるため扱いには注意しましょう。
クッションフロアは専用のボンドや両面テープを使って貼り付けますが、接着剤が劣化してくるとクッションフロアが剥がれて浮いてくるなどの劣化症状が発生します。使い続けると隙間にゴミが溜まり、手入れの手間も増えてくるでしょう。
商品によっては安っぽく見えてしまうこともあり、高級感を出したい方にはクッションフロアは向いていません。
まとめ
クッションフロアには様々な機能が搭載されています。クッションフロアには非常にたくさんの種類がありますが、機能に関してはカタログや色見本帳にも記載されています。クッションフロアを使う場所によって最適な機能も異なるため、場所・用途にあった種類を選びましょう。