天井用クロスで失敗しないためのポイント6選

天井のクロスは、部屋全体の雰囲気を左右する大切な要素です。そのため、色や柄など、デザインの選び方がとても重要になります。ただし、選び方を間違えると「思っていた仕上がりと違った」と後悔することもあります。
そこで今回は、天井用クロスで失敗しないための6つのポイントをご紹介します。あわせて、天井に人気の木目クロスを採用する際の注意点についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
天井用クロスで失敗しないためのポイント6選
天井用クロスの選び方で失敗すると、部屋が暗くなったり、圧迫感が出たりすることがあります。天井のクロスをこだわって選ぶなら、失敗しないためのポイントを知っておくようにしましょう。
ここでは、天井用クロスで失敗しないためのポイントを6つご紹介します。
部屋のテイストと合わせる
まずはその部屋のテイストをしっかりと決めてから、天井クロスを選びましょう。明るく開放感のある部屋にしたいならホワイトやライト系などの明るい色を選び、高級感を出したいならダークブラウンや濃いめの色が良いでしょう。クロスを引き立たせたいなら、木目クロスを採用するのもおすすめです。
壁よりも明るめのクロスを選ぶ
天井は壁よりも光が当たりにくいため、実際のクロスの色よりも暗い雰囲気になることがあります。そのため、壁と同じクロスを選ぶか、壁よりも明るめの色を選ぶようにしましょう。明るめの色を選ぶと部屋をより広く見せる効果が期待できます。
ただし、先述したように部屋のテイストで黒やブルーなどの暗い色を採用したい場合は、インテリアとの色の相性を確かめてから採用しましょう。暗い色を使うと圧迫感が出たり、暗い印象になってしまう可能性があるので慎重に選んでください。
機能面を重視して選ぶ
天井用クロスは、調湿・消臭・抗菌・吸音などさまざまな機能が付いたクロスも多いです。例えば、湿気がたまりやすいクローゼットの天井なら調湿機能付きクロスを、トイレや脱衣所・キッチンなどの水回りなら防カビ・防臭機能付きクロスを選ぶと掃除の負担を減らせます。
ペットや小さいお子様がいる場合であれば、リビングや寝室には吸音機能付きクロスを使うことで、ペットの鳴き声や子どもの声を外に響きにくくすることも可能です。
お手入れのしやすいものを選ぶ
天井用クロスにはさまざまな素材があるため、お手入れしやすいものを選びましょう。
ビニール素材の天井用クロスの場合、ホコリはハンディモップや乾いた布で拭き取るのが基本です。布素材も同様ですが、水拭きはできないため注意が必要です。
珪藻土の天井用クロスの場合は、月に1回程度の頻度でハンディモップを使ってホコリを取り除く必要があります。素材によってお手入れ方法が異なるので、ご自身がお手入れしやすいクロスを選ぶようにしましょう。
大きめのサンプルで見え方を確かめる
天井クロスを選ぶ際は、A4サイズなどの大きめのサンプルでデザインや色味を確認しましょう。見本帳などのクロスはかなり小さいため、実際に天井に貼ったときと印象が異なる可能性があり、失敗の原因になります。
必ず大きめサイズのサンプルを業者に用意してもらいましょう。
光の当たり方を確かめる
クロスは光の当たり方によって見え方が変わります。自然光に当ててみたり、照明の下でどのように見えるかを確かめてみましょう。同じデザイン・色でも自然光や照明の下で見た時に印象がガラッと変わる可能性もあります。例えば、凹凸の多い素材は影ができやすく、自然光や照明の下で見ると、実際よりも暗い印象になることがあります。
天井用クロスに木目を採用する場合の注意点
天井のクロスを選ぶ際、木目を採用する人も多いです。ただし、木目も慎重に選ばなければ「イメージと違った」と後悔する可能性があります。
ここでは、天井用クロスに木目を採用する場合の注意点をご紹介します。
のっぺりとチープな仕上がりになる可能性がある
木目クロスは本物の木を使うわけではないため、費用を抑えることが可能です。しかし、選ぶクロスによってはのっぺりとしたチープな仕上がりになってしまう可能性があります。
天井に1枚ずつ板を並べていく「板張り」の場合、木の凹凸などから温かみを感じられ、高級感も演出できます。一方で木目クロスの場合、フラットなデザインなので高級感を演出しづらいです。
ただ、選ぶ木目クロスによっては本物の木の質感に近いものもあります。選ぶ際は業者と打ち合わせを重ねて、最適な木目を選びましょう。可能であれば、ショールームや、実際に木目クロスを天井に採用した現場を見せてもらって確かめることで、失敗しにくくなります。
部屋が暗い・狭い感じになる可能性がある
天井に木目クロスを使うと、部屋全体が暗く感じる可能性があります。木目の場合、日光や照明などの光が、白いクロスよりも反射しにくいため、部屋が暗く感じてしまうのです。
また、天井に木目クロスを採用すると、部屋が狭い感じになることがあります。これは、天井のクロスが壁の色よりも濃くて暗いと天井に圧迫感が出てしまうためです。
特に天井高が低い部屋に木目を採用するとさらに天井が低く感じてしまいます。
これらの問題を解決するためにも、できるだけ明るい色の木目を選んだり、その部屋に木目クロスの天井が本当に適しているかをよく検討することが大切です。
まとめ
天井クロスは、選び方によっては失敗してしまう可能性があります。
必ず部屋のテイストを考え、部屋が暗くなったり、狭く感じたりしないように、大きめのサンプルを使って見え方を確認しましょう。
適切な選び方をすることで、お部屋にぴったりのクロスを選べます。ぜひ、これまで解説した失敗しないポイントを参考に、天井クロスを選んでみてくださいね。
